頭痛持ちの方こそ頭痛の種類を把握しておこう

今の時代、頭痛持ちの方というのは本当に多いかと思います。

頭痛持ちの方こそ頭痛の種類を把握しておこう!

頭痛薬のテレビコマーシャルもそれこそしょっちゅう流れているものです。ただ、頭痛というと「頭痛」というひとつの症状として考えてしまう傾向にあります。しかしながら、実際には同じ頭痛であってもいくつかの種類があるのです。頭痛持ちの方であれば、ご自身がどのタイプの頭痛なのかその種類を把握しておかなければいけません。ここでは、頭痛の種類についてご紹介していきたいと思います。

 




・緊張型頭痛

緊張型頭痛というのは、筋肉の緊張によって起こる頭痛のことです。これは女性に限らず、現代人であれば誰にでも起こり得る頭痛と言えるでしょう。実際に慢性的な頭痛の7割から8割がこの緊張型頭痛だと言われています。デスクワークをしている方で頭痛持ちということであれば、この緊張型頭痛である可能性がかなり高いです。

筋肉の緊張に起こるということなのですが、何気ない生活の毎日で筋肉の緊張は起こっているものです。例えば、長時間の運転であったり、先でもお話ししたデスクワークであったりといったもので筋肉が緊張するのは当然のことです。そこに姿勢の悪さといったものも加わってくると、筋肉の緊張はよりいっそう強くなってしまいますし、本来であれば負担がかからないはずの筋肉にまで負担をかけることになります。また、使っている枕の高さが合っていないということで筋肉を緊張させていることもありますし、スマートフォンなどの使い過ぎによっても筋肉の緊張は起こります。こういった直接的なもの以外だと、ストレスも筋肉の緊張を引き起こします。ストレスを感じたとき、人というのは身をぐっとかたくしてしまうので筋肉も緊張してしまうのです。

こういった筋肉の緊張が頭の筋肉にも伝わり、痛みを引き起こすのです。ただ、筋肉の緊張から来る痛みですので、締め付けられるようなじわじわとした痛みとなります。明確に痛み出すというよりも、気づいたときにはもうじわじわと痛みが出ており、それがだらだらと続くといった感じになります。緊張が蓄積した夕方あたりから痛みが激しくなるという方も多いようです。頭痛だけではなく、目の奥の痛みや首のコリ、肩こりなどの症状も同時に感じるケースも少なくありません。

緊張型頭痛の場合、基本的には筋肉が緊張しないように日頃から筋肉をほぐすようにすることが大切です。正しい姿勢を心がけて、こまめにストレッチなどをおこなっていきましょう。もちろん、スマートフォンなどの使い過ぎやストレスにも気を付けるべきです。もしそれでも緊張型頭痛が起こってしまった場合には、頭痛薬に頼る前に温めてみるといいでしょう。緊張型頭痛であれば、温めることによって筋肉の緊張がほぐれ、痛みが緩和されることがほとんどです。

・片頭痛

片頭痛は「偏頭痛」とも表記されるもので、女性にとってはもっとも身近な頭痛と言えるかもしれません。実際に、片頭痛は女性に多い頭痛です。基本的には血管の拡張によって起こる頭痛だと言われているのですが、いまだにわからない部分が多い頭痛でもあります。

片頭痛というのは、さまざまなきっかけで起こるものです。例えば、寝不足や寝過ぎ、疲労などの身体的なストレスから起こることもありますし、精神的なストレスから片頭痛が起こることもあります。また、食べ物や飲み物によって片頭痛が引き起こされることもあります。例えば、チョコレートやチーズ、赤ワインなどは片頭痛を誘発すると言われています。というのも、これらの食べ物や飲み物には片頭痛誘発因子として知られているチラミンが含まれているのです。実際に、何か共通の食べ物や飲み物を摂取したときに片頭痛が起こるという方も多いようです。女性の場合には、生理での女性ホルモンの変動によって片頭痛が起こることもあります。実際に生理前や生理中に片頭痛が起こるという方も少なくありません。

片頭痛の痛みの特徴は、脈拍に合わせてズキンズキンと痛むというところです。体を動かすと痛みが激しくなることも多いですし、人によっては吐き気などを催すことも少なくありません。痛み始める前には目の前がチカチカするような感覚があったり、痛み出した後には音やにおいなど普段は平気なものにも敏感に反応してしまったりすることもあります。どうにか我慢できるレベルのこともあれば、寝込んでしまうこともあり、片頭痛の症状というのは人によってかなり違ってきます。

片頭痛の場合、頭痛薬に頼ってしまう方も多いでしょうが、どのようなことがきっかけで片頭痛が起こるのかをご自身で把握しておいたほうがいいでしょう。要は、片頭痛を誘発するものを避けるのです。それでも片頭痛が起こってしまったときには、頭を冷やすと痛みが和らぐかと思います。もともと片頭痛は血管の拡張によってその周辺の神経が刺激されて起こることになりますので、冷やして血管を収縮させることは効果的なのです。

 

・群発頭痛

群発頭痛は「自殺頭痛」とも言われているもので、緊張型頭痛や片頭痛とは比べものにならないような激しい痛みが起こります。実際に、銃を携帯することが許されている国では群発頭痛の痛みから逃れるために銃で頭を撃ち抜いてしまうということもあるそうです。群発頭痛は女性よりも男性に多い頭痛なのですが、こちらも片頭痛と同じようにまだまだわらかない部分が多い頭痛です。

群発頭痛の原因というのはハッキリとしていません。ただ、夜に起こることが多いため、生活サイクルや生活リズムが関係していると考えられています。きっかけとしては、ストレスや疲労、睡眠不足、アルコール、気圧の変化といったものが挙げられます。

先でもお話ししましたように、群発頭痛では激しい痛みに襲われることになります。目の奥をえぐられるような痛みが起こり、目が充血したり、涙が出たりすることもあります。鼻が詰まったり、鼻水が出たりすることもあるようです。年に何回か痛みが起こる期間というものがあって、その期間に入ると毎日のように激しい痛みに襲われるようになると言われています。ただ、このあたりに関しては個人差もあるようです。

群発頭痛を避けるためには、やはり健康的な生活習慣を心がけて、その上で頭痛のきっかけとなることを徹底的に避けるようにしましょう。ストレスや疲労をためこまないようにする、十分で質のいい睡眠を心がける、禁酒する、飛行機に乗らない、登山をしない、入浴はシャワーで済ませるといったことが挙げられます。ただ、群発頭痛というのはそれこそ激しい痛みで発狂してしまうようなものですので、やはり専門医にきちんと診てもらうようにしましょう。

・薬物乱用頭痛

薬物乱用頭痛というと危険な薬物による頭痛と思われがちなのですが、実は市販の頭痛薬でも起こるものです。というのも、薬物乱用頭痛というのは簡単に言ってしまうと頭痛薬の飲み過ぎで起こる頭痛のことなのです。頭痛持ちの方で、市販の頭痛薬をよく飲んでいるという方であれば薬物乱用頭痛になる可能性があります。

どのような薬であっても飲み過ぎることによって、逆に体を悪くしてしまうことがあります。頭痛薬の飲み過ぎでも起こり得ることで、頭痛薬が効かなくなってしまう上に、頭痛がひどくなってしまうのです。複数の成分が配合されている頭痛薬であれば月10日、単体の成分のみの頭痛薬であれば月に15日が目安で、この状態が3か月以上続くと薬物乱用頭痛になっている可能性が高いと言われています。

薬物乱用頭痛になると、これまで飲んでいた頭痛薬が効かなくなってしまいます。それだけではなく、朝起きた瞬間から頭が痛くなったり、頭痛の頻度が多くなったりしてしまいます。これは頭痛薬の飲み過ぎによって、痛みに敏感になってしまうからだと言われています。もともとの頭痛の頻度からかなりその頻度が増えてしまうことも珍しくありません。毎日のように頭が痛いということも出てくるでしょう。

薬物乱用頭痛にならないためにも、頭痛薬に頼りすぎないようにしましょう。頭痛持ちの方というのは頭痛の大変さを知っているからこそ、「あ、来そうだな……」というときには予防的に頭痛薬を飲んでしまうものです。しかしながら、予防的に頭痛薬を飲むようになると頭痛薬を飲む頻度が増えてきます。これによって薬物乱用頭痛に陥ってしまう可能性が高まってきますので、頭痛薬以外の方法で対処していくことが大切です。薬物乱用頭痛になってしまった場合にはその頭痛薬を2か月ほど断つことによって改善することがあります。ただ、薬物乱用頭痛になってしまっている状態だと頭痛薬を断つことによってリバウンドが来るようになり、激しい頭痛に悩まされることになります。1週間から2週間ほどで激しい痛みも和らいでくるかと思いますが、こういったことを考えても薬物乱用頭痛が疑わしいときには専門医に相談したほうがいいでしょう。頭痛の予防薬を処方してもらうことができるので、無理なく薬物乱用頭痛から抜け出すことができます。