セルフネイルを長くキレイに楽しむコツ
コスパの良さや気が向いた時にいつでもできる手軽さが強みのセルフネイル(マニキュア)ですが、すぐに劣化する、手に馴染まないという理由でサロンを選択している人もいるかと思います。
マニキュアを使ったセルフネイルは、コツさえ掴んでしまえば誰でも仕上がりの綺麗さを維持することができます。
セルフネイルを長くキレイに楽しむコツ
本記事では、セルフネイルを長くキレイに楽しむコツについて紹介します。
「まずは下準備から始めよう」
長持ちするセルフネイルを楽しむためには、まず準備が必要です。
ひとまず、爪が伸びているようならネイルファイルを使って先端の白い部分を1mm程度残す所くらいまで短くします。
マニキュアをしている爪でも短くすることはできますが、メンテナンス時の工数が増えるので塗る前にするのがベストです。
一般的な爪切りは2枚爪になるリスクがあるのでニッパー型のものか、爪切りである程度まで短くして残りの数mmはネイルファイルで処理するといいですよ。
この時、爪の長さだけではなく形も整えておきましょう。
爪の形は手元の印象を大きく変えますから、大切な部分です。
女性らしさを意識するならラウンドやオーバル、強度がほしいならスクエアオフがオススメです。
爪の形が整えられたら、手をお湯の張ったボウルに浸けて次の準備に移ります。
「甘皮処理をして長く乾燥知らずの爪に」
セルフネイルをする時に次に必須なのが、甘皮の処理です。
爪の根元に薄っすらとついている甘皮は、ネイルをする時には大変邪魔になるので除去しましょう。
甘皮があるとマニキュアが爪の生え際までキレイに塗れない(それ故に爪が短く不格好に見える)・爪が乾燥するといったトラブルの元になります。
甘皮はお湯を使えばすぐにふやけて、除去しやすくなります。
甘皮が柔らかくなってきたら、ティッシュで先端をくるんだオレンジスティックで優しく甘皮部分をマッサージします。
この時爪半月の部分だけでなく、その脇も同様にマッサージを行います。
一度に取り切れなかったら再度手をお湯に浸して甘皮をふやかし、マッサージをするようにしましょう。
甘皮処理をした後の爪や肌はよりデリケートになっているので、ネイルが仕上がった後やデイリーの保湿は必ずしましょう。
「ベースコートで爪の凹凸をなくす」
爪がキレイな状態になったら、マニキュアを塗る前にベースコートを塗ります。
ベースコートのいいところは爪の凹凸をなくすこと、爪の強度を増せることです。
爪の凹凸がなくなればマニキュアの塗りムラも軽減されますので、仕上がりもよりキレイになります。
爪が弱く2枚爪や欠け爪になりやすい人は、爪の先端や裏側にも少し塗るといいですよ。
ベースコートは無色のものが基本ですが、最近は発色を助けるために乳白色のものやピンク色のものも出てきました。
透け感のあるマニキュアや無難にネイルをしたいなら無色タイプを、濃い色のマニキュアに対しては色付きのベースコートを選ぶのもありです。
また、シュガーネイルやデザインネイルなど除光液で落とすのが難しいマニキュアをする時は、ピールオフベースコートを使うのがオススメです。
強度は通常のベースコートに劣りますが、引っ張って優しく剥がすだけで即ネイルオフできるのが利点です。
「マニキュアは適量を満遍なく塗るように」
ベースコートが上手に塗れたら、肝心のマニキュアを塗ります。
塗る時はなるべく少ない筆運びを心がけた方が、塗りムラもなくキレイに仕上がります。
爪の面積やマニキュアの塗り広がり具合によるところも大きいのですが、1回で塗るマニキュアの量は適量を意識しましょう。
多くても刷毛からギリギリ垂れない程度、1~3回の筆運びで爪全体に塗れる量がベストです。
発色が良くないと感じたら、1度塗り目が乾いてから再度塗り重ねていきます。
長く待つのが嫌な人は速乾スプレーや速乾リキッドを使ったり、氷水に爪を浸すと待ち時間を短縮できます。
ここでより完成度を高めるためのテクニックを紹介します。
塗る時にいきなり爪の根元に刷毛を置くのではなく、爪半月の上部から爪の根元に向かって慎重にマニキュア液を押し広げるのです。
この時甘皮部分を塗り尽くすのではなく、0.3mmほどの隙間を空けてください。
爪の生え際の形に沿ってマニキュアが塗れるため爪長効果が出ますし、生え際から塗面の間に少し隙間を開けることで甘皮が形成された時のマニキュアの剥がれも防止できます。
「トップコートを塗ってよく乾かす」
マニキュアが乾いたら、仕上げにトップコートを塗りましょう。
トップコートはマニキュアをコーティングするので、摩擦や刺激から爪を守ってくれます。
また、何も塗らなかった時よりもマニキュアの変色を防ぐ効果もあります。
爪の表面は勿論のこと、爪先端や裏にも少し塗ると端からの剥げを防止できます。
日常生活ではマニキュアの塗面の代わりにトップコートの層に傷がついたり擦り減ったりすることになるので、3,4日に1回は塗り直すとツヤが復活します。
「指先の保湿を忘れない」
最後に、ネイルが完成したら指先の保湿も忘れないようにしましょう。
ネイルをした後の指先は特にデリケートで乾燥しやすいので、ネイルオイルを馴染ませて保湿状態を保つようにします。
手を洗った後や手を使う作業をした後、お風呂上がりはつい忘れてしまいがちですが、お手入れをサボるとすぐに乾燥しますのでオイルを塗る習慣をつけるといいですよ。
甘皮の辺りは乾燥すると角質が硬くなったり、ササクレになったりとせっかくのネイルを台無しにしてしまうトラブルが発生しやすいです。
また、よくよく見ると指先は年齢も出やすい部分ですので毎日のお手入れを心がけるといいですよ。
美容オイルをそのまま使うより、ネイルケア用のオイルを使う方がサラサラとしたテクスチャだったり携行性にも優れるのでオススメです。
特に使いやすいのは、OPIのペン状のキューティクルオイルです。
軽くかさばらないので出先で気になった時でもケアできますし、柔らかい刷毛はオイルが塗りやすいだけでなく皮膚に刺激も与えないからです。
以上、セルフネイルを長くキレイに楽しむコツの紹介でした。
何も考えなしに塗るよりは手間がかかるものの、上記のコツをおさえてネイルアートをすればサロン顔負けの美爪を楽しむことができるようになりますよ。
セルフでの出来栄えが良くないと悩んでいる人、サロンからセルフに切り替えたいと考えている人は参考にしてみてください。